英語系の学部に所属していることもあり、元々在学中に長期で海外へ行きたいと考えていました。4年次を休学しての留学だったので、いっそ大学や語学学校での留学ではなく就業体験を積んでみるのも良い経験になるのではと思い、インターンでの留学を決めました。
せっかく長期滞在できるのだから面白そうな国に行きたいと思っていたので、成長の著しい東南アジアで、しかも3つの民族が共存している多民族・多文化国家という点がとても魅力的なマレーシアを選びました。また物価の安さや治安の良さもあり、マイナスな点がないように思いました。
私はインターン斡旋会社などを通さなかったので、地道にインターネットで情報収集をしました。
特にはないのですが、インターン生の業務内容について事前にもっと質問しておけば、業務上必要なスキルなど準備の整った状態でインターンに臨めたかなと思います。
主な業務は現地の大学・語学学校との提携契約や、入学手続きなどで、それに加えて現地の日本人留学生とマレーシア人の文化交流会の企画や、大学での日本語講座設立のお手伝いもさせていただきました。
現地の企業や学校の担当者の方とのやり取りで日常的に英語を使えることが、とにかく楽しかったです。また、インターンシップ事業に関して、ローカル企業への提携打診の営業メールから始まり電話での説明、直接企業を訪問してのプレゼンなどを経てようやくインターン生受け入れの合意をいただくときは、特に得難い達成感がありました。
一生懸命企画した交流会や講座が思ったようにうまくいかなかったときなどは不甲斐なくてとても落ち込みましたが、同時に仕事の難しさや自分個人の課題を知るいい機会にもなったと思います。
個人的には、学校という枠よりも広い世界で多様な文化と人、価値観に触れられるところが1番大きかったです。またマレーシアは食事や住居、治安など生活面での不便が少ないので、インターンシップに集中できる環境だと思います。正直デメリットはあまり思いつきませんが、強いていえば、ローカルの食べ物がおいしすぎてうっかりしていると大増量しちゃうことですね…!(笑)
平日の業務後は、他のインターン生やローカルの友人とご飯を食べに行ったりおしゃべりしたりして過ごしていました。土日は休みなので市内や郊外の観光もたっぷりできましたし、まとまったお休みにはタイやベトナムなど近隣の国へ1人旅もしていました。
初めは不安もありましたが、参加してよかったと心から思っています。英語力やビジネス知識の向上、異文化交流というメリットはもちろんですが、企業で働かせていただくという緊張感とともに密度の濃い時間を過ごせるところも魅力ではないでしょうか。
時間へのルーズさなどマレーシアのいろいろなことに対して「ゆるい」国民性には、社会のルールやマナーに厳しい日本との違いを強く感じました。たまに不便やトラブルはありましたが、自分がのんびり自由にやる代わりに他者にも多くを求めすぎないところが、個人的にとても居心地がよかったです。
渡航前に持っていた東南アジアのイメージよりもクアラルンプールがずっと都会で発展していたので、がっかりというか少し拍子抜けしてしまいました。(笑)
留学するという選択自体、いろいろとリスクもあって少し勇気が要ることではありますが、何事も「行きたい場所は行きたいときに、やりたいことはやりたいときに」やるのが1番だと思います!限られた留学期間を最大限に生かして、どうぞマレーシアをめいっぱい満喫してください!
―亜起子さん、どうもありがとうございました!
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